医師

意外とハード

医師の仕事と聞くと、白衣を着て頼られる先生というイメージがありますが、基本的にそれほど格好が良い仕事ではありません。
というのも、最初は研修医として勤務しなければいけないからです。

キツイ仕事はすべて研修医に回ってくると思っておいたほうが良いでしょう。
同じような作業を繰り返し行わないといけませんし、点滴の取替、注射による採血などを行う必要もあるのです。
テレビなどで出てくる医師の仕事というのは、このような研修医の苦労をあまりクローズアップしていませんので、明るい仕事だと思われているところもあります。

しかし、現実はそうではありません。
当然のように夜遅くまで勤務することが多く、体力のない人ではもっとも辛かった時期だと言う人までいるのです。
なによりも研修医は仕事の量が多いだけで、新しい仕事をまったくさせてもらえないという点が辛い。
例えば、書類の整理であったり、使用されることの多い薬品の整理など、これは医師の仕事?と思ってしまうような仕事が非常に多いのです。
基本的に最新の医療設備が整っている病院であれば、若い人にも医師の仕事が回ってくるのですが、古い医療整備しか整っていない病院では、そのようになっていません。

あまり、インターネットの良い情報を目に入れて、医師の仕事をキレイな仕事内容だと思わないほうが良いでしょう。
基本的に体力勝負のところがありますし、勤務についても休憩時間が多いわけではありません。
良いところを挙げると、年を負うごとに評価されやすくなる点です。
いわゆる先生としての扱いが待っているわけですが、人によっては5年~7年も経過してようやく先生となる人もいます。

その点も考慮すると、長くコツコツと頑張っていける人でなければ、医師の仕事は中々相性が良いとは言えません。

意外と給料は高くない

医師の仕事は、どのような場所で勤務するにしても厳しいところがあります。
しかも、給料もあまり高くありません。

外科医、内科医として勤務されているのであればいいのですが、老人施設、もしくは小児科で勤務される場合、それほど給料が変動しない状況で勤務することとなります。
平均すると研修医では400万円ほど。
時折、医師の仕事であれば1000万円以上稼げる・・・という案内を見ることがありますが、それは医師の仕事を10年以上続けている人、もしくは外科医としてキャリアを積まれている人です。
よほどの大型病院でなければ、それほど優遇されるわけでもありません。

なので、もし給料体系が気になる・・・という場合は、先に年齢別でどのような給与となっているのか調べたほうが良いです。
施設の大小でかなり給与が違うという点も、医師の仕事では重要となってきます。