美容師

理髪師とは違う

理髪師とは違い、美容師は美容に関する対応を行う形で仕事を進めていきます。
具体的には、理髪師はカット・洗髪をするだけで仕事が終わることもありますが、
美容師は他にも仕事があるという点で違うのです。

例えば、カットだけというケースもありますし、他にもオススメのカットやネイルなどを
勧めることもあります。理髪師として勤務する場合、これらの対応はなく雑談に近い
コミュニケーションがあるかないかという感じでしょう。なので、理髪師の場合は
ひたすらカットをしながら仕事を進めていくこともあるのです。

実際に理髪師から美容師になる人は多くいますが、美容師から
理髪師になる人はあまりいません。給料関係ではなく、あまり理髪師に
魅力を感じる人がいないのでしょう。さらに、美容師は美容を
追求することができる仕事です。最近になって流行となった髪型は、
美容師が作り出したオリジナルも多くなってきていますので、
流行に敏感な人は美容師に向いているでしょう。

客層についても大きな違いがあります。
理髪師として勤務する場合、年齢的に若い人はあまり来店しません。
来店されるお客様は、若い人では学生、高年齢では中年以上というケースが多いのです。
近年では、サラリーマンやOLも美容に力を入れている人が増えていますので、
客層は大学生、20代以上、30代以上の方が多いと思っておきましょう。

他にも小さな違いがありますが、大半はシャンプーをしないという内容であることが
多いです。昔から美容師はカット専門として勤務されているので、シャンプー必須という
勤務先は少ないでしょう。その代わり、カットの際にオススメの手入れ方法を
アドバイスする必要がありますので、知識が欠けていても勤務できるわけではありません。
実際に美容師は、美容関連としてエステやネイルに関する
基礎知識を有している人が多いのです。

そのため、人気の美容師ともなると美のカリスマと
称される人も中には多くいます。

美容師になるには

美容師になるためにはまず専門の学校に通うという人が多いでしょう。
現在では、実践重視で企業との連携も行っており貴重な経験を積むことができる学校も存在しています。

免許を取得した後は、最初はアシスタントから美容師の第一歩はスタートします。
いくら腕前がしっかりしていてもアシスタントから出世していく形になっています。
そのため、最初は接客係と雑用として勤務するものだと思っておきましょう。

アシスタントになるためには、求人サイトから応募するほかにも
美容師やヘアメイクの専門学校が、企業や美容室と提携しているというケースも少なくありません。

一人前になるまでにアシスタントとして2、3年も勤務されている美容師は多くいます。
それと、一人前になるためにお客様の担当になる必要もありますので、美容師としての技術に加えて
コミュニケーション能力が重視されます。人気の美容師ともなると、
予約を取るような形でスケジュール管理されている人までいます。
現代と昔で散髪もこれほど変化しました。

これから先、さらに変化が著しい美容師という職業ですが、重要なのは
基本を大事にする心と、流行のアンテナをどれほど拡げていけるかでしょう。