有名人の仲間入りできる
声優の扱いについては、今では有名俳優と遜色ないものにまで達しています。
実際にスタジオの近くでは、ファンなどがサインなどをもらおうと詰めかけてくることまでありますし、ボディーガードのような人に従って会場やスタジオを後にすることがあります。
なによりも声優として一躍有名となると、世間で認知されるようになるのが嬉しいものです。
声優という職業は駆け出しではあまり有名になることがありません。
そのため、10年近く活動されていても大きな役をもらえないような声優もいるのです。
しかし、アニメ作品、映画作品などに出演するようになると、多くの人に声優としての名を覚えてもらえるようになります。
苦労のかいがあって報われるという面では、他の職業にはない魅力があると言えるでしょう。
ただし、声優の世界はマナーに厳しいので注意してください。
近年では、年齢による上下関係を嫌っている若者もいますが、声優業界ではあまりそれを良しとはしていません。
最初に声優として学ぶことは、他の業者の方や有名な声優さんと挨拶することです。
業界の中から自分の名を売っていかないといけませんので、この点に関してはアイドルタレントと同じような仕事内容となっています。
さらに声優業界には大御所の方と挨拶することがありますので、あこがれのあの人に会うこともある職業として人気です。
このように魅力たっぷりの仕事なのですが、声優はそれほど給与が大きいわけではありません。
人気の声優であれば、月収にして100万円以上稼がれている人もいますが、平均では20万円を下回っていることもあります。
所属するプロダクションによって扱いは違ってきますし、必ずしも自分の要望を聞いてもらえるわけではないのです。
勤務時間が夜に限定されるケースもあれば、スケジュール管理を個人で行わないといけない・・・ため、人付き合いではなくスケジュールの大変さから辞めてしまう人、活動を停止するような声優までいます。
アニメばかりが仕事ではない
前述のとおりですが、声優として働く場合は映画に出演するケースもあるので、アニメのみで仕事が回ってくるわけではありません。
このような仕事を声あてというのですが、有名な声優以外にも声あてされている人は多くいます。
声あての場合、それほど演技力を求められるわけではありません。
伝わりやすい声でキレイに発音されている人であれば、声優として起用されるケースが多いのです。
最近では自分を売り込みやすい業界として、映画に対して専門的に活動されている声優の方もいます。
昔では声優と言えばアニメのみのところがありましたが、現代では人によって個性を主張する仕事して認知されつつあります。