美容系

理髪師となにが違う

美容師として勤務する場合、いきなりカット(散髪)から入るわけではありません。
美容師の仕事は、「カウンセリング、カット、シャンプー・ブロー、カラーリスト、ネイル」というふうに分類されていますので、最初のカウンセリングから仕事を進めていきます。

なぜこのようになっているのか?というと、理髪師とは違いチームで仕事をこなしているためです。
理髪師はこれらを一人で行うのですが、同時に複数の仕事が舞い込むこともありませんので、一人でも捌ききれることが多いのです。
しかし、美容師として仕事をする場合、来客数が複数となりやすく時間にも余裕がありません。
つまり、時間のロス無くお客様を捌いていかないと問題が生じるのです。
そのため、チームとして活動しているのですが、これだけが理髪師との大きな違いではありません。

例えばカウンセリングでは、「どのような髪型にしますか?」という案内を行わなければならず、「○○カット」から選択するわけではないのです。
理髪師の場合、主なカットの中から選択されたものでカットを行うだけで良いです。
しかし、男女に関係なくカットにこだわりを持つ現代では、「○○風カット」のようなカットを希望されることがあります。
○○風というのは、現代人から好かれているようなタレントなどがよくセットしている髪型であることが多く、時代に対してセンスが磨かれていないとこなせないカットまで存在します。

なので、カウンセリングを行い仕上がりの際にトラブルにならないようにしておくわけです。
今では、カウンセリング用の写真まで用意されているので、こちらをお客様に見せる形でシンプルにカウンセリングを終えることもあります。

シャンプー・ブローについては、美容師によっては対応していないこともあります。
その理由ですが、カットを専門としていることもあるため、シャンプーに関しては対応していないことが多いためです。
カット後、シャンプーはせずブローのみで顔、頭に付着している髪を飛ばすだけで終了するケースも多いので、近年では美容師の見習いが対応していることも多い作業です。

カットで自分を表現

カットですが、こちらは美容師によって内容が違ってきます。
というのも、理髪店ではないため髪型に決まりがないからです。
髪の毛を全体的にワイルドに仕立てるケースもありますし、逆にきれいにまとまった髪になるよう短めに切るケースまであります。
要するに美容師の裁量によって出来上がりが変化する・・・というのが、理髪店との大きな違いです。
後は、カット料金が高くなりやすいので、腕前が高い美容師ほど給与が大きく違うという点も重要でしょう。

平均的な給与では、アシスタントが20万円前後。
一般的な美容師では30万円前後、腕前の高い美容師では50万円以上ということもありますし、お店の看板や雑誌などに自分の顔が掲載されるということもあります。
このような華やかさも美容師の魅力の1つです。

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