飼い主の代わりにペットのお世話をする仕事
少し前から続いているペットブームで、動物を飼う人が増えていますね。
昔は一人暮らしで犬を飼うということはあまりなかったように思いますが、最近は一人暮らしでも犬を飼っている人が多い上に、仕事で家を空けることが多い人でもペットを飼育している人がたくさんいます。
出張の時などは離れて家族や友人にペットを預けるという人もいますが、ペットを預けられる人がおらず、困っている人も多いです。
そんなとき、「ペットシッター」が活躍します。
ペットシッターはその名の通り、ペットのお世話をする仕事。
飼い主さんが仕事や用事で留守にしている間、散歩やエサやり、遊びなどのお世話をするのがメインの業務です。
ペットホテルの場合、ホテルにペットを預けてお世話をすることになりますが、ペットシッターは飼い主とペットの家に来訪してお世話をするという点に違いがあります。
ペットシッターであれば、狭い檻にペットを閉じ込めておかずに済むので、ペットにストレスがかかりにくい点が大きなメリットです。
ペットのエサやエサの容器も普段使用しているものを使えるので、飼い主がいない寂しさを我慢すれば、あとは普段の生活と変わらずに過ごせます。
ペットシッターになるには
ペットシッターの仕事は特に資格を必要としませんが、動物に関する深い知識を必要とするため、本格的にペットシッターの仕事がしたいという人は動物関連の専門学校に行き、動物のお世話に関する資格を取得している人が多いです。
また、自分でペットシッターの事業を開業する場合は、「動物取扱業」の登録申請を行わなければなりません。
未経験からペットシッターの仕事をする人は、まずはアルバイトなどでペットシッターのお店で働くケースがほとんどだと思われます。
アルバイトであれば、学校を出ていなかったり、資格を持っていなくても採用される可能性が高いです。
気になる収入は、アルバイトで1000円前後、正社員の場合で月収25万円前後だといわれています。
ペットシッターに向いている人は、やはり動物が好きでお世話をすることにやりがいや楽しさを感じる人でしょう。
そのほか、ペットシッターは自分のお店にペットを預けてもらうのではなく、依頼主の留守宅に来訪してペットのお世話をするので、依頼主からの信頼を得られるよう、真面目に仕事に取り組むことができるということも重要です。
ペットシッターは日本ではまだ認知度が低いようですが、今後ペットを飼う一人暮らしの人やお年寄りが増えていくと思われますので、これから広く普及していくのではないかと思われます。
動物と関わる仕事はいろいろありますが、ペットシッターの仕事はこれからさらに必要とされるのではないでしょうか。